六次の隔たりとは?

  • 関連の関連の関連の

ウィキペディアを適当に開いて読むのが趣味だっていう変わった人は身近にいませんか?

1ページ読んだ後に関連するページを開いてそこから関連するページを…と順番に開いていって、

気がついたら最初に読んでいたページからぜんぜん違うジャンルのページを読んでいたり…。

ネットサーフィンなんて言葉がありますが、まさにデータの海を波から波に乗るがごとくポンポン移動していくんですよね。

今回は、そんなネットサーフィンに関連した仮説をご紹介しましょう。

 

  • 六次の隔たり

それがこの「六次の隔たり」というものです。

なんかすごくかっこいいバリア系魔法のような名前ですが、これは1990年代に提唱された仮説です。

「どんなものでも全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっている」という仮説です。

たとえば、Aさんは何人かの知り合いを持っています。

Aさんの知り合いであるBさんは、Aさんの知り合いでない知り合いを持っています。

簡単に言えば「友達の友達」というやつです。

また、Bさんの知り合いであるCさんは、Bさんの知り合いでない知り合い(友達の友達)を持っていて、

Cさんの知り合いであるDさんは…と7人目のGさんまで続けます。

Aさんは「友達の友達の友達の友達の友達の友達」をたずねれば、

Aさんがその人生でまったく出会うことのないだろう遠い人とも知り合いになれるのです。

 

ちょっとわかりにくいですか? では、小話をしましょう。

Aさんは「芸能人と顔見知りになりたい!」と思ったとします。

でも芸能人なんて一般市民のAさんがとうてい知り合えるはずがありません。

儚い夢に涙するAさんは今日も友人のBさんと2人で愚痴るのでした。

次の日、Bさんは友達のCさんに「昨日、友達がさぁ」と芸能人と知り合いたいと愚痴っていたAさんの話をしました。

Bさんから話を聞き、芸能人なんて高嶺の花だよねとその日は盛り上がり、Cさんは翌日、いつもどおり大学のダンスサークルに参加しました。

Cさんが参加しているダンスサークルの先輩のDさんはいろんな方面に顔がきいて、数々の学校に顔が利く人です。

そのDさんがある日、大学でOBの先輩のEさんに出会いました。

Eさんは創作ダンスで大会で優勝し、業界からスカウトされた人です。

Eさんは芸能界でデビューするためにスクールに通っていました。

そこの指導者のFさんはとあるアイドルの元マネージャーで、当時担当していた芸能人Gさんともオフで飲みに行く仲だったのです!

おわかりでしょうか? Aさんから芸能人(Gさん)までつながる関係性があることに気付きましたでしょうか?

これが六次の隔たりです。どんなものでも間に仲介者の仲介者の…と挟めば6ステップ以内につながることができます。

 

  • イッツ・ア・スモールワールド

これは1967年に行われた実験です。

アメリカ、ネブラスカ州オマハの住人160人を無作為に選び、「同封した写真の人物はボストン在住の株式仲買人です。

この顔と名前の人物をご存知でしたらその人の元へこの手紙をお送り下さい。

この人を知らない場合は貴方の住所氏名を書き加えた上で、

貴方の友人の中で知っていそうな人にこの手紙を送って下さい」という文面の手紙をそれぞれに送りました。

その結果、42通が実際に届き、その42通が届くまでに経た人数の平均は5.83人だったのです。

この実験は六次の隔たりの証明としてよく引用されます。

しかし、実際には25%くらいしか手紙は届いておらず、

75%も手紙をロストしていることなどを考えるとこれを六次の隔たりの証明に使うにはちょっと疑問に感じる点が多いのが欠点ですね。

 

  • 本当にたどり着けるか?

今、このページの執筆をしている最中ですが、本当にそうなのか試しにやってみたいと思います。

休憩ついでにコーヒーを飲みながら哲学の記事を書いているので、ウィキペディアを使い、「コーヒー」から「哲学」にたどり着いてみたいと思います。

この時のルールは、ページ内にリンクが貼ってあるページに飛ぶこと、目標地点である「哲学」に近そうな単語を選んでいくことです。

まずウィキペディアから「コーヒー」のページを開きます。

色々単語にリンクが貼ってありますが、まずは手始めに「コーヒー豆」を開きます。

「コーヒー豆はを菓子としてチョコレートでコーティングする(同ページから引用)」なんて面白いことが書いてあるのでここから「チョコレート」に飛んでみましょう。

「チョコレートはカカオからできている」(同ページから引用)とありますので「カカオ」のページを開いてみましょう。

「カカオの由来はギリシャ語で神の食べ物」とかっこよさそうなことが書いてあり、

「ギリシャ」にリンクが貼ってあるので「ギリシャ」に飛びましょう。ギリシャの国のページが出てきました。

「ギリシャ自体は民主主義、西洋哲学、近代オリンピック、西洋文学[2]、歴史学、政治学、主要な科学的及び数学的原理、悲劇及び喜劇などのドラマの発祥地である」(同ページから引用)

お? 「西洋哲学」だなんて単語が出てきましたよ?

では「西洋哲学」のページに行ってみましょう。

「このページでは西洋哲学、すなわち西洋で発展した哲学について解説する」(同ページから引用)

「哲学」という単語が出てきましたね。もちろん「哲学」をクリックします。

 

はい! 「コーヒー」から「哲学」にたどり着くことができました!

 

コーヒー、コーヒー豆、チョコレート、カカオ、ギリシャ、西洋哲学、哲学と経て、

「コーヒー」と「哲学」なんて全然関係ない単語同士がつながってしまいました!

これが六次の隔たりです。

 

どうですか?

これを読んでいる皆様も、ウィキペディアを使って六次の隔たりゲームをしてみるのもいかがでしょう?

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