ハロー効果とは?

  • ハロー効果とは?

ハロー効果とは認知バイアスと呼ばれるもののひとつです。

何かある対象を評価する際、対象者が持つ目立ちやすい特徴にひっぱられ、

その他についての評価が歪んでしまう(バイアスがかかる)現象の事を指します。

 

ハロー効果のハローとは「Hello」ではなく、宗教画などで聖人の背後に描かれる光の輪のことです。

そのため、「後光効果」などともいわれます。

わかりやすくいえば、権威のある人の言うことは正しいと肯定してしまったり、根拠が無いのに信じてしまうことです。

 

  • 明暗の後光

ハロー効果にはポジティブ・ハロー効果とネガティブ・ハロー効果というものがあります。

 

ポジティブ・ハロー効果とは、人の目立っている点を見て他の点も実際より高く評価することです。

たとえば、明るく挨拶ができる、身なりがきちんとしている人は仕事がよくできる優秀な人材だろうと判断してしまいます。

問題行動ばかりの不良が人助けをしていたら、「アイツにもいいところあるじゃないか」と見直すこともハロー効果といえます。

身近なところでポジティブ・ハロー効果を使っているのはテレビCMです。

好感度の高い芸能人をCMに起用することで、

商品をまだ使ったことはなく、商品を見たこともないのに「これはいい商品なんだ」と好ましく感じてしまいます。

これは芸能人のいい印象に引っ張られ、その人が宣伝している商品も良く見えてしまうというハロー効果によるものです。

ネガティブ・ハロー効果はその逆で、

何か一つでもマイナス面を持っていれば他の面に関してもマイナスイメージの先入観に流されて判断・評価してしまうことです。

たとえば、太っている人がいるとします。

彼を見ている人は「太っている」という情報を元に、

「生活習慣が悪い」「食生活を管理できない」「だらしない」と決めつけ、彼の日常生活を一切見ていないのに

ネガティブな評価をつけてしまいます。これはまさにネガティブ・ハロー効果の一例です。

何か問題が起きた時、トラブルメーカーの人を指し「どうせあのひとがやったんでしょ」と決めつけてしまうのも

ネガティブ・ハロー効果によるものです。

 

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いなんてことわざがありますが、これもネガティブ・ハロー効果といえるでしょう。

坊主への嫌悪感に引っ張られて坊主の周囲のもの(袈裟)まで嫌悪するというのはまさにネガティブ・ハロー効果です。

 

  • 評価・面接でのハロー効果

ハロー効果は人事評価や採用面接などで非常に起きやすい現象です。

出身校や資格などでその人の人格を決めつけ、「こうである」とレッテルを貼られてしまうシーンがよくあります。

学歴が高いから優秀な人材であると判断し、大きな欠点を持っているにも関わらず、

欠点を大したことのないものだと小さくとらえてしまったりします。

学校を中退しているからといって、何かあると会社をすぐやめてしまうタイプだと勝手に判断し、評価を下げていってしまいます。

逆にいえばこのハロー効果を使って、自分の長所だけをアピールすることで素晴らしい人材だと思わせることも可能でしょう。

人事採用する側は、ハロー効果に惑わされることなく適切に判断してほしいものですね。

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