ロールシャッハテストとは? 後編

  • はじめに

前編では1枚の図形を見て色々答えてもらいましたが、残念ながらそれだけでは何もわかりません。

HTPテストの記事の時のように、それひとつで色々わかったら良かったのですが…。

できれば10枚すべて、最低でも半数程度の複数の画像から多角的に分析しなければ、

ロールシャッハテストを使った診断の回答は出せません。

そして診断できたとしても、診断した人によって内容が変わるというケースもあります。

これはロールシャッハテストの分析がとても難しいためです。

 

 

  • なにがわかるの?

普段意識しない内心が投影された回答を分析することによって、

自分のパーソナリティや無意識的な衝動や欲動、知覚パターンなどを理解することができます。

平たく言えば、あなたの深層心理があらわれるのがロールシャッハテストです。

 

無意識の隠れた部分を暴き出すロールシャッハテストは就職試験などにも採用されます。

しかも、医療機関で実施された場合、診療報酬(簡単に言うと治療費)に含まれます。

つまり占いやオカルトではない、きちんとデータ化されて信用できる検査のひとつなのです。

 

  • まずは記号化

ロールシャッハテストは、得られた回答を元にまずは記号化して整理します。

「図形のどの部分が」「何に」見えたとか、

そう見えた理由が「形がこうだから」「色がこうだったから」だとか、そういったことを全部コードとして書き出します。

このコード化が難しく、熟練の分析者と初学者がやるのではコードが別になる可能性があるのです。

 

たとえば、前編で出した画像について「リボン」という答えには

「画像の中心部が」「リボンに見えた」「その理由は赤くて、リボンの形をしていたからである」というように

コードとして書き出していきます。

このコードを統計的にまとめ、分析することでロールシャッハテストの回答が作られていきます。

 

  • すべてがわかるわけではない

ロールシャッハテストは被験者の深層心理を探るためのテストです。

ですが、ロールシャッハテストをしたからといって深層心理のすべてがわかるわけではありません。

「こころ」というものはそれだけ複雑なのです。

 

正直なところ、無料サイトでできるロールシャッハテストは一般的な画像占いと変わらないレベルです。

ネット上の診断では、どうしても選択式の診断になってしまいます。

それゆえに、「こう見えたのに選択肢になかったので別のものを選んだ」というケースがあり、

そうなってしまうと答えにブレが生じてしまい、正しい結果を得られないからです。

 

ネット上のものは、なんとなく「こういうものなんだ」くらいの感覚で結果を受け止めるのがいいでしょう。

どうしても正確に知りたいのであれば、近くの心療内科や精神科をたずねてみてください。

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