ツァイガルニク効果とは?

  • ツァイガルニク効果とは

ツァイガルニク効果は英語でZeigarnik effectと書き、

発音の違いからツァイガルニック効果、ゼイガルニク効果、ゼイガルニック効果などとも呼ばれます。

なんだかゲームや漫画にありそうな強い必殺技のような名前ですが、必殺技でも武器の名前でも魔法の名前でもありません。

ツァイガルニク効果とは

「人は完遂した物事よりも達成できなかったり中断している物事のことをよく記憶する」という考えに基づいて提唱された効果です。

 

人はなにかの欲求によって行動する時、一定の緊張感を持っています。

「あれをしよう」「そのためにはこれをしよう」ということを考え、手順や筋道を立ててからそのことに集中します。

そして、目標が達成されるとそれらの緊張感や集中力はほぐれ、消えます。

この人間の習性によって、人は達成できた事と達成できなかった事への記憶力に差があらわれるのです。

 

  • 喉元過ぎればなんとやら

たとえばこんな体験はありませんか?

学校のテストを前に教科書を見、忘れないように公式などをぶつぶつ呟きながらテストに挑んだ後、

解答を埋め終わった途端にすっぽりと忘れてしまうといったことはありませんか?

これもツァイガルニク効果によるものです。

テストという緊張感のあるシチュエーションのために集中力をフル回転させてその時は覚えます。

しかし解答を埋め終わり、「テストが終わった」と思った瞬間に頭から公式がすっぽり抜け落ちてしまうのです。

また、成就した恋愛よりも片思いの恋愛の方が覚えているということはありませんか?

運動会で1等を取った喜びや達成感より、リレーで転んでしまった悔しい記憶のほうが覚えているというようなことはありませんか?

それらもツァイガルニク効果によるものです。

 

  • 続きが気になる

ツァイガルニク効果を研究した心理学者はこういった実験もしました。

完成した図形Aと未完成の図形Bを示し、どちらの図形のことを覚えているかということを調べたところ、

完成した図形Aよりも未完成の図形Bのことの方が印象に残っているという回答が多かったのです。

人は途中で終わっているものほど気になるというのがこの実験で証明されました。

人間の心理として、未完成のものがあるとそれが気になってしまい、未完成のものに対して一定の緊張感や集中力を持ってしまいます。

そして、「気になる」というその緊張感や集中力を緩和させるため、未完成のものを完璧に完成させようとしたくなるのです。

そして、完了したものとして脳で情報を処理し、「気になる」ことによる緊張感を解消します。

 

それをよく使っているのがテレビや雑誌などのメディア業界です。

テレビで「続きはCMのあと!」というナレーションをよく聞くと思います。

いいところでCMになってしまい、オチを見るためにチャンネルをそのままにしておいてしまいます。

あるいは「ダイエットの秘訣は〇〇!?」といった一部を伏せ字にしたキャッチコピーもそうです。

「〇〇ってなんだ!?」とつい興味を惹かれてしまいます。

これはいいところで中断されてしまって未完成となってしまった情報を、

続きを見ることで完成した情報にしたくなるというツァイガルニク効果によるものです。

また、漫画の1巻、1話試し読みというのもツァイガルニク効果を使っています。

原理はテレビの「続きはCMのあと!」と同じで、「この先どうなるの!?」という興味をかきたてるものです。

 

「全部は見せない焦らし作戦」こそがツァイガルニク効果といえるでしょう。

このツァイガルニク効果は恋愛のテクニックとしても使えます。

情報を小出しにし、相手が食いついてきたところでわざと話を切り上げ、終わらせるというものです。

言いかけてやめるというこの「引き」こそがツァイガルニク効果によって相手の興味を惹く手段になりえます。

もし意中の異性がいればこのテクニックを使ってみるのもいいでしょう。

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